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電源ユニットを理解したいので調べたみた

電源ユニットの購入にあたり、「何を選べばいいんだ?」となっていろいろと調べてみました。

 

おもに動画を参考にしていますので、受け売り状態は否めませんが電源ユニット購入の際の参考になると思いますよ。

 

 

電源ユニットの構成表からわかる事

 

電源ユニットに表示されている構成表(ラベル?)に記載されている数字は、何を意味しているのか気になったので、まとめておきます。

 

例として、私が現在使用している電源ユニットを掲載しておきます。

 

玄人志向 KRPW-AK750W/88+

 

 

画像でわかるとおり、いろいろ書かれてありますね。

 

それぞれの項目が何に使われているのかを見ていきたいと思います。

 

ちなみに、細かい部分や私が理解していない部分は端折ってますので、ご了承ください。

 

 

『AC入力』は、家庭用のコンセントが100vで、静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりを境に東側が50Hzで西側が60Hzってことです。

 

『DC出力』がメインですよねw

 

【+3.3V】
一部のSSD、M.2、msataSSDなどに使われていて、前からあったもののあまり使われていませんでした。

 

しかしながら、SSDが普及してくることで今後は重要な部分となってくるでしょう。

 

【+5V】
USBなどの電源として用いられ、24ピンケーブルの中に入っています。
こちらも、最近はUSB端子が複数搭載されているマザーボードも多く、USB対応製品の増加など、使用頻度も多くなってきていますのでチェックポイントかもですね。

 

【+12V】
CPU、HDD、グラボ、光学ドライブ、マザーボードなど様々なパソコンパーツを動かす電源となり、一番注目される部分となりますね。

 

【-12v】
RS232Cと呼ばれる通信ポートに使われるそうで、昔からありましたが、知名度はかなり低い模様です。

 

【+5Vsb】
意外に知られていない部分ですが、いわゆる「スタンバイ状態」で供給されている電源となります。

 

ですので、スタンバイから立ち上がらなくなった場合は、こちらの電源の不足を疑ってみてもいいかもしれません。

 

この電源は、+5Vsと表記されている場合もあります。

 

『最大電流』
それぞれの電源に流れる電流の最大値を表示しています。
PEAK電流は、さらに無茶して電流を流したらこれぐらいって判断しています。

 

『最大電力』
それぞれの電源の最大電力。そのままですねw

 

『最大総合電力』
よく勘違いしてしまいそうなのですが、最大であって常にではありません。
これを理解しておかないと、先ほどの最大電力の部分を見ると計算が合いませんからね。

 

また、500wの電源を例に出していますが、トータルで500wですので、グラボとCPUだけで500wギリギリの構成にしてしまうと、動くかもしれませんが危険ですので止めておきましょう。

 

そういった場合は、+12Vの最大電力以内で収まるように構成してください。

 

と、いってもメーカーさんの中での、安全基準を満たした上で表示されている数値でしょうから、実際はもう少し余裕はあると思いますけど。

 

このことから、電源ユニットを選ぶ際は基本的に【+12v】の数値を見て選ぶのがいいってことになりますね。

 

ただ、+3.3Vや+5Vが、SSDやUSBの電源という事でいろいろと計算してたら面倒くさいとなりますので、「電源容量測定サイト」などが重宝されるわけです。

 

私が利用しているのは、coolermaster 電源容量計算サイトになります。

 

他にもありますので、「電源容量測定」などで調べてみてください。

 

 

シングルレーンとマルチレーン

 

シングルレーンとマルチレーンについても気になったので調べています。

 

 

玄人志向 KRPW-SS500W/85+

 

玄人志向 KRPW-AK750W/88+
電源ユニットについて調べてみた

 

この2つは、いわゆる「シングルレーン」と「マルチレーン」の電源ユニットです。

 

 

まだ2つの違いを知らなかった時に購入したのが「玄人志向 KRPW-SS500W/85+」で、マルチレーン。(この電源は2系統ですが3、4系統やそれ以上の電源もあります。)

 

少し勉強して購入したのが「玄人志向 KRPW-AK750W/88+」で、シングルレーンの電源ユニットになります。

 

何故、変えたのか?
ですよね。

 

これ、調べ方が悪いのか、意見がいろいろあったりしました。
どちらも「こっちのがいい」という意見がありましたので。

 

で、世間で発売されていたCPUやグラボの消費電力が高い時期があり、その当時、電源や他のパーツ(デバイス)を保護する目的で系統を分けたという話もあり、「なるほど、ありえる」と思いました。

 

ついでに、マルチレーンの場合それぞれどの系統が、どんなデバイスの電源として使用されるのかを解説した動画を見ていたところ。

 

+12V1と表示されているところが、HDDなどのデバイス
+12V2が、CPUなど
+12V3が、グラボなど

 

とありました。

 

他にも、グラボを一枚で使用するなら「シングルレーン」や、複数グラボを使用するなら「マルチレーン」だったり。

 

使い勝手で電源ユニットを選ぶなら「シングルレーン」で、安定性なら「マルチレーン」とか。

 

電気なので、容量が大きい方が安定してパーツを動かせます。

 

ただ、シングルの場合だと過電流が流れた場合に、パーツ全体に影響が出る可能性も想像できますので、マルチレーンの方が安全という意味では納得しています。

 

また、シングルレーンの場合は容量に余裕があるとしても、他に電流をたくさん流さなければいけない状態になった場合には、安定という言葉が成り立ちません。

 

その状態がどれぐらいなのかが、わからないわけですよね。

 

ですので、私が電源を選ぶ時は、グラボ一枚で使用するなら「シングルレーン」という意見を採用したわけですよ。

 

今後、他のパーツ(DVDやHDDなど)を複数使用するのであれば、安定して電力の供給ができそうなマルチレーンの電源ユニットを選ぶかもしれませんけど。

 

そうなってくると、パーツそれぞれの消費電力も頭に入れて考えないといけない気がします。

 

各パーツの消費電力

 

ここで、パソコンに使用されている主要パーツの消費電力を見ておきましょう。

 

 

HDD +12 約40w

 

SSD +5V 5〜7w

 

マザーボード 30〜80w

 

グラボ 物による

 

 

ちなみに、SSD(HDD)は2.5インチの場合、+5Vを使用します。

 

 

ついでに。

 

PCI-Expess16は75wの電力供給が可能です。
補助電源の6ピンは、最大75w。
補助電源の8品は、最大150w。

 

このことから、補助電源を利用すれば最大で、300wまでのグラボを搭載できるという事になります。

 

 

80Plus認証

 

電源ユニットは、80Plus認証でも性能を左右していると言えますね。
下は、スタンダードから、上はチタニウムまで。

 

 

もちろん、チタニウムが一番良いのでしょうけど、その分お高いのも事実です。

 

これは何を表しているのかというと、電源の電力変換効率を表しています。

 

例えば、ブロンズであれば、100%の負荷なら82%、50%の負荷なら85%を電力に変換できますよってことですね。

 

これが、ゴールドであれば、100%の負荷で87%、50%の負荷で90%といった具合に変換効率がよくなります。

 

80Plus認証のグレード事の電力変換効率を表にしたのがこちらになります。

 

電源ユニットについて調べてみた

 

このことから、80Plus認証で電源ユニットを選ぶ際には、グレードが高い方が電力変換効率がよく、負荷率は50〜70%(80%という話もある)程度にするのがいいと言われる理由となります。

 

 

パソコン全体の消費電力が300wなのであれば、600wの電源ユニットを選ぶといった具合です。

 

どちらにしても、余裕をもった電源ユニット選びが幸せになれますってことですね。

 

 

電源ユニットは安物はダメなのか?

 

電源ユニットについて書いてきましたが、最後のチェックポイントです。

 

電源ユニットって、結局高いものを買っておけば問題なしというのは、間違ってない。
値段が高い分製造コストにも余裕ができて、良い部品を使い良い性能を追求したものが作られる。

 

これは当たり前のことですよね。

 

では、安い電源ユニットはほんとにダメなのか?って話です。

 

結論から言えば「わかって購入する分にはいいんじゃやない」ってとこだと思います。

 

同じ500wの電源ユニットでも、1万円を超えるものもあるし、5000円未満のものもある。

 

この2つのうち、5,000円未満の電源ユニットを購入する際に注意したいことを知っておきましょう。

 

電源ユニットに表示されているマーク

 

安い電源でも、ある程度の基準を満たしていれば購入しても問題ないと思っています。

 

例えば、「CE」や「FCC」の表示のあるもの。

 

これらは、ノイズ対策の規格基準を満たしているという証です。

 

通常、こういった機器からは”ノイズ”というものが発生しているらしいんですね。
ノイズがどういった影響を与えるのかというと、電源の安定性に影響がでるということです。

 

電源が安定しないということは、ノイズの影響を受けた時に定格以下の電力や電流しか出ないとパソコンパーツの性能を発揮できない。

 

もしくは、パソコンパーツが動かないという事態も考えられるわけなんですよ。

 

そういった悪影響を与えないように、ノイズ対策されているかどうかの基準を満たしている電源に対して表示出来るのが『FCC』

 

ですので、どうしても安価な電源しか手が出ないといった場合は、こういった規格表示を確認しておくといいですよ。

 

ちなみに、性能の良い電源には、コンセントの入り口にもノイズ対策がされていて、『RLC回路』というのがついているものもあるそうです。

 

後、仕方なくノイズ対策されていない電源を購入してしまった場合は、「電源タップ」側にノイズ対策が施されている商品もありますので、そちらで対策をする方法もあります。

 

 

日本製のコンデンサはやっぱりいいのものようだ

 

電源のパッケージに書かれている「日本製コンデンサ使用」みたいな表示や「105℃まで対応」みたいな表示を見たことがありませんか?

 

これも、電源選びの参考になるんですね。

 

大体の電源って、日本製じゃないことが多いです。
その場合、電源の中に使われているコンデンサも海外製のものがあります。

 

ここでも、やっぱり日本製は「いいものだ!」って事になるみたいですね。

 

まだ私は経験がないのですが、コンデンサから液漏れなどが起きて購入間もなく使えなく例もあるようです。

 

また、105℃までは耐性のあるコンデンサを使っている電源のほうが、耐久力があったりするとかいうのも、どこかに書いてありました。

 
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